ジョージアン　ブラックドットペースト　ミニブローチ

恐らく古い昔はボタンだったお品を、
丁寧にピンが付け替えられミニブローチに仕立てられた、
時間と愛情が込められたとても素敵なミニブローチ。

17世紀後半頃、
高価で硬く加工の難しかったダイヤモンドの代用品として作られ、
輝きを増すように鉛を加えたガラスのことをペーストと言います。

よりダイヤモンドに近づけて見せるため、
キュレットの先端に黒い点(ブラックドット)を描くことで、
奥行きがあるように作られています。

手仕事でカットされたぺーストはそれぞれに個性があるファセット（断面）で、
古い時代に想いを寄せることが出来る、
オンリーワンの輝きです。

こちらは恐らく1800年代半ば頃までに作られたボタンが、
1880年代後半頃にブローチとしてお直しをされたものではないかと思います。
9Kゴールドで作られたピンも、
モチーフのカーブに合わせて丁寧に作られています。

ペーストに若干の変色が見られますが、
透明感がありコンディションはとても良いと感じます。
肉眼で気付くような大きな欠けはありませんが、
ルーペを通すと小傷が認められます。

C型のクラスプはしっかりと留まります。
針に若干の曲がりがあります。
写真にて状態をお確かめ頂ければと思います。
また、古いブローチの特徴ですが、
本体より針が少し長めの作りになっています。

＊年代 19世紀頃
＊素材 シルバー 9Kゴールド ペーストガラス
＊サイズ 直径1.4㎝
＊重量 4.2g

※撮影用の小物は付属致しませんが、
　ボックスにお入れし、ラッピングをしてお届け致します。